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多くの人に感染の可能性がある性病について知っておこう

性病ってどんな病気?

性病は、正式な名称を性感染症という感染症の1種です。

性交渉によって感染が広がるのが特徴で、どのような方でも注意するべき病気です。

その種類は非常に豊富で、一口に性病といってもさまざまな症状があります。

決して特別な病気ではありませんが、適切な処置をせずに放置していても自然に治ることはありません。かえって深刻な症状になることもあるので、性病の疑いがあるときは速やかな処置が必要です。

性病の多くは、自覚症状が弱いものです。

特に女性の場合、全般的に自覚症状が弱いことが多いので、感染していることに気付くのが遅れてしまいがちです。

知らずしらずのうちに感染を広めてしまうこともあり、非常に厄介です。

また、安易な性交渉や度重なる感染などの影響によって抗菌薬が効きにくい、もしくは効かない病原体が増えています。

そのため、場合によっては抗菌薬で治療しにくく、完治までに時間がかかってしまう場合もあります。

どんな人が性病にかかりやすい?

性病は、性的活動が活発な若い世代を中心に多くみられます。

しかし、近年では性交渉を行う年齢が低年齢化してきており、10代後半から20代前半でも性病にかかる可能性があります。

また、高年齢でも性交渉を楽しめるようになってきているため、40代以上の間でも性病に感染することがあります。

このように、性病は幅広い年代でみられるため、あらゆる年代の方が感染する可能性があるといえます。

性病の多くは性交渉を行うことによって感染が広がります。性交渉を行う頻度が高ければ高いほど、性病にかかるリスクも上がるため、注意が必要です。

男性の場合、風俗店で遊ぶ機会が多い方も性病にかかりやすいといえるため、気をつけましょう。

性病になるとどのような症状が現れる?

男性の場合

男性が性病に感染すると、尿道から膿が出たり、下着に膿が付着する、性器(性器周辺)に水ぶくれやブツブツ、しこり、イボなどができるなどの症状があらわれます。

排尿時の痛みやかゆみ、尿道の違和感や不快感といった症状がみられることもあります。

極論かもしれませんが、性器や性器周辺に普段は見られない症状があらわれた場合、性病にかかっている可能性を考慮してください。

全身にあらわれる症状では、喉の痛みや発熱、だるさが続くといった症状が報告されています。

足の付け根が腫れる、発疹やあざができるなどの症状があらわれることもあります。

黄疸が出て吐き気や食欲不振がみられるといった性病とは予想しにくい症状が出ることもあるため、注意しましょう。

女性の場合

一方、女性が性病に感染すると、おりものに何らかの異常がみられます。

性器や性器周辺、全身に症状があらわれることもあり、その具体的な内容はさまざまです。

もっとも特徴的なのはおりものにあらわれる症状で、おりものの量が増えて下腹部が痛む、酒粕やカッテージチーズ状のおりものが出るといった症状があらわれます。

泡状で悪臭の強いおりものが出ることもあり、おりものにこのような異常がみられた際は性病の感染を疑いましょう。

性器や性器周辺にみられる症状では、性器周辺のかゆみや痛み、強い痛みを感じて排尿が困難になる、太もも付け根あたりのリンパ節が腫れるなどがあります。

性器や肛門周辺に、痛みを伴わない乳頭状のイボができることもあるので、こういった症状がみられた際も性病に感染した可能性があります。

全身症状では、性器や肛門、唇に痛みをともなわないしこりや腫れ物ができる、全身に赤茶色のできものや発疹ができるといった症状が報告されています。

喉に腫れや痛みがみられ、ときに咳や熱が出る、黄疸が出て吐き気や食欲不振などがみられるといった症状があらわれることもあります。

長く続く発熱や咽頭炎、下痢、リンパ節の腫れなどの症状も性病の可能性があります。

なぜ性病にかかってしまうの?

性病を引き起こすウイルスや細菌は、精液や腟分泌液、血液などの体液に含まれています。

ウイルスや細菌を含んだ体液が粘膜に付着することで感染し、場合によってはオーラルセックスやキスによっても感染します。

そのため、粘膜同士の接触が性病に感染する主な原因といえます。

また、性病の原因には不特定多数のパートナーとの性交渉もあります。

一人ではなく多くの方と性交渉を行うことにより、性病にかかるリスクも上昇します。

コンドームをはじめとした避妊具を使わずに性交渉を行うのも原因の一つとして数えられることがあるため、注意が必要です。

特定のパートナーを選んでいても、パートナーが不特定多数の方と性交渉を行っていると自分も性病に感染する可能性があるため、注意しましょう。

性病を防ぐことはできないの?

性病を予防する一番の方法は、性交渉を行わないことです。

場合によってはその他の経路から感染してしまうこともありますが、多くは性交渉が原因のため、誰とも性交渉を行わないようにすることで予防できます。

ほかにも、性交渉を行う相手を限定するのも有効です。

感染していない者同士であれば、性交渉を行っても性病に感染する可能性はありません。

すでにパートナーがいる場合は、定期的に性病の検査をしてお互いに感染の有無を確かめましょう。

性交渉を行う際に避妊具をきちんと使用するよう心がけましょう。コンドームをはじめとした避妊具は、望まない妊娠を避けるためにも重要なものです。

主に避妊に必要なものとして認識されていますが、コンドームを装着すると粘膜と粘膜の間にバリアができるため、性病予防にも役立ちます。

オーラルセックスやアナルセックスの際にもコンドームは必要なので、忘れずに装着するようにしましょう。

性病かも!?と思った場合はどうすればいい?

性病の検査は、検査項目や検体の種類によって複数の種類に分けられます。

どのような性病の検査を行うかで必要になる検体も、具体的な検査の種類も変化します。

保健所や病院、クリニックなどの医療機関で検査を受けられますが、最近では検査キットを購入して自宅で簡易検査をすることもできます。

性病に感染しているかどうか確かめる検査のうち、代表的なものが体液を用いた検査、血液検査などです。

体液を用いた検査では、尿や尿道拭い液、腟分泌液、うがい液などを採取して行います。

血液検査はその名のとおり、血液を採取して性病に感染していないかどうか確かめます。

体の内側ではなく外側に症状があらわれる性病に感染していた場合、検査を行わずに視診だけで確かめることもできます。

お薬?手術?性病の治療にはどのようなものがある?

ウイルスや細菌によるものの場合、抗菌薬や抗ウイルス薬を服用して治療します。

性病の多くは抗菌薬や抗ウイルス薬で治療できるので、薬物療法が基本的な治療法といえます。

しかし、最近では細菌やウイルスが医薬品に対する耐性を持ち、これらの医薬品が効きにくくなっていることもあります。

また、性病の種類によっては外科的治療法が選ばれることもあります。

外科的治療法では、手術をして原因を取り除いたり、電気焼灼やレーザー治療などによって治療を行ったりします。

性病や症状によって治療方法は異なるため、まずは自分がどの性病にかかっているのか把握することが重要になります。

そのため、少しでも「おかしいな?」と違和感を覚えるようであれば病院で診察を受ける、または検査キットなどで感染の有無を確かめるようにしましょう。

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